ガソリンの価格が上がると、少しでも車の燃費を良くしたいと思いますよね。
また値上がりするかもしれないからと満タンにする人も多いでしょうが、満タンで給油すると車の燃費が悪くなると言われていますよね。でもこれは本当のことなのでしょうか?
ガソリンの燃費と入れるガソリンの量との関係性について計算してみましょう。
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ガソリンの燃費を向上させたいなら満タンにしない方がいい?
「ガソリンの燃費を向上させたいなら満タンにしない方がいい」なんていう言葉、聞いたことがありませんか?
それは本当なのでしょうか。
車は車体が大きかったり、たくさん荷物を積んでいる時は、その重さの分だけエネルギーを使いますから、それだけガソリンの消費も多くなります。
そのため、F1などのレースの際にガソリンを満タンにしないことで、車体の軽量化を図り、少しでもスピードと燃費の向上を計算しているそうです。
頻繁にピットに入るのは、タイヤを交換するためだけではないのですね。
そういったことから、ガソリンタンクを満タンにしない方が燃費が良くなるのは、事実と言えます。
特に燃料タンクが大きい車は、その重さの差が大きいですから、その効果がより分かりやすいのではないでしょうか。
ガソリンの燃費を良くするために満タンにしなかった場合、こんなトラブルが起こってしまう可能性も
前述のとおり、ガソリンタンクを満タンにしない方が燃費が良くなる事がわかりましたが、その一方でこんなトラブルが起こってしまう可能性もあるのです。
ガソリンタンクの劣化が早まる
ガソリンタンクを常に半分にすることで、ガソリンタンクの劣化が早まるかもしれないなんてご存知でしたか?
タンクの中が半分空洞になりますと、その空洞には空気が入る状態になります。
空気には水分が含まれており、その水分とガソリンが混ざると、タンクの内部を錆びさせてしまう原因となってしまいます。
ガソリンを入れにいく回数が増える
仮に半分ほどしかガソリンを入れないのでしたら、燃費が良くなったとはいえ、給油する回数が増えます。
1年間の総給油量は下がるかもしれませんが、いちいちガソリンを入れに行くのは面倒だと考える人には、良い方法ではないのかも知れませんね。
ガソリンが少ないと給油できない時に困る
何もない山道を長く走る時や、災害などでガソリンが給油できない時になったら、とても困りますよね。
災害はいつ起きるかわからないので、それは仕方の無いものですが、長距離を走る時は、燃費を気にするより、満タンにしてきちんと備えておいたほうが良いですね。
燃費はガソリンの重さによっても変わる?満タンにした場合はどうなる?
燃費はガソリンの重さによっても変わるって、本当でしょうか?
満タンにした場合は、重さはどうなるのでしょうか?
ガソリンと一口に言っても、「軽油」と「レギュラー」と「ハイオク」の三種類に分けられます。
実はそれぞれに重さは違い、1リットルあたりの重さですが、軽油は約0.8kg、レギュラーは約0.75kg、ハイオクは約0.78kgほどの重さがあります。
気温などの条件によって重さが変わることがありますが、この数字を基準として考えます。
仮にガソリンタンクの要領が60リットルの車で考えますと、レギュラーを満タンにした場合、その重さは+45kgになります。
そうすると、車に45kgの重みがかかりますので、その分燃費が悪くなります。
対して、レギュラーを半分しか入れなかった場合は、重さも+22.5kgほどになり、燃費もその分だけ良くなるというわけです。
ガソリンの燃費を少しでも良くするための運転方法とは?
ガソリンを満タンにしないことで、燃費は向上しますが、その分何度もガソリンスタンドに行かなくてはいけなくなったり、ガソリンタンクの劣化が早まるリスクもあります。
そういったことを考えますと、節約でタンクを半分にすること以外にも、ガソリンの燃費を良くする方法を考えたほうが良いのではないでしょうか。
それでは、ガソリンの燃費を少しでも良くするための運転方法をご紹介いたします。
トランクなどに荷物を置いたままにしない
車に重さがあればあるほど燃費は悪くなるのですから、交換したタイヤを乗せたままにしたり、クーラーボックスを入れたままにするなどしますと、いくらガソリンタンクを半分に入れていても意味がありません。必要の無い荷物は、車から降ろしましょう。
燃費を良くするために急発進、急ブレーキはしない
ガソリン消費が激しくなる原因のひとつに、急発進と急ブレーキがあります。
非常時以外は、徐々にスピードを出し、止まる時も急に止まらないようにしましょう。
エアコンの使用を控えることで燃費がよくなる
エアコンは、ガソリンを利用して動いていますので、使えば使うほどガソリンを消費してしまいます。
無理をし過ぎない程度に、エアコンの使用を控えましょう。
他にも、「アイドリングを減らす」、「一定のスピードで走る」などの方法もありますので、節約のためにも、色々試してみましょう。
季節によってガソリンの性質が違う?夏は満タンの方がいいってホント?
季節によってガソリンの性質が違うのはご存知でしたか?
夏は満タンの方がいいってホントでしょうか?
実は、ガソリンスタンドで売られているガソリンは、冬と夏とでは異なります。
それは、ガソリンが気温が高い時に揮発しやすく、逆に低いと揮発しにくいという特徴からきています。
ですので、夏に売られるガソリンは、揮発によるエンジンの異常や、揮発したガソリンが空気中に放出されるのを防ぐため、揮発しにくくなる成分を混ぜます。
対して、冬に売られるガソリンは、エンジンをかかりやすくするために、揮発しやすくなる成分を混ぜるのです。
そのため、夏のガソリンを冬まで入れっぱなしにしたり、夏のガソリンを冬まで入れっぱなしにするのは、避けたほうが良いでしょう。
「夏はガソリンを満タンにした方がいいか?」についてですが、夏は気温だけではなく、湿気も高いため、ガソリンタンク内に結露が起こりやすくなります。
結露による水分によってガソリンタンクの中に水が溜まりますと、タンク内が錆びるだけではなく、エンジンの不調にもつながってしまいます。
そういった理由から、夏は常にガソリンタンクを満タンにしておくと、そういったトラブルを最小限に食い止める事が出来ます。