温暖化の影響なのか、どんどん夏の気温が高くなってきているような気がきますよね。
そんな時にリビングのエアコンが効かないと「あれ?故障した?」と思ってしまうのではないでしょうか?
しかしその原因は「故障」以外の可能性もあります!
まずは本体や室外機をチェック!リビングのエアコンが効かない原因とその対処法について詳しく説明します。
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リビングのエアコンが効かない原因は本体のフィルターの汚れ?
エアコンの効きがいまいち悪いと感じたら、お手入れ不足が原因かもしれません。購入後、フィルターのお掃除をしたことはありますか?
フィルター汚れが蓄積すると、エアコンの性能にも影響します。単に効きが悪くなるだけではなく、電気代が高くなる可能性もあるので、しばらく放置している場合は早めに汚れを確認しましょう。
最近の機種では、自動的にフィルター掃除をしてくれる機能がついているタイプも多いので、今後の買い替えを検討している方は、こちらを選ばれたほうが手間がなくて済むのでオススメです。
長らく掃除をしていないフィルターにはカビが繁殖している恐れもあります。こうなってしまうと、空気中にカビを拡散することにつながるため、健康にも悪影響を及ぼしかねません。また、エアコン内部にも汚れが溜まっていることも。
とは言え、自分でエアコンのクリーニングをするのはなかなか大変な作業ですよね。自己流でやると故障の原因にもなりますので、フィルターの掃除以外にも本格的にキレイにするには、やはり専門の業者のお願いしたほうが安心です。
リビングのエアコンが効かない場合は室外機も確認しよう!
エアコンの効きが悪い原因が分からない時は室外機の点検を
室外機の周囲に余計なものが置いてある
エアコンの室外機には、熱を外へ逃がす役割があります。室外機の周りを物で囲んでしまうと、室外機内部に熱がこもってしまい、外へ熱を放出しづらくなってしまいます。その結果としてエアコン自体の効きも悪くなってしまうため、室外機の周囲にはなるべく物を置かないようにしましょう。
室外機に直接太陽光が当たっている
室外機の設置している場所によっては、太陽の光が当たることによって、上手く室外機の熱を放出できないため、エアコンの効きが悪くなる原因にも。室外機内の温度が必要以上に熱くならないように、室外機に屋根やすだれなどで日よけを付けることも非常に効果的です。
室外機が汚れている
エアコン同様、長く使っていると室外機の内部にも汚れが溜まり、効率よく熱を放出する妨げとなっていることも考えられます。自分で掃除をするのが難しいようであれば、こちらも専門の業者にお願いしましょう。
リビングのエアコンの掃除をしても冷房が効かない場合は?
エアコンのフィルターや室外機の清掃をしても、依然として効きが悪いと感じる場合は、やはりエアコン本体の故障が考えられます。夏場にエアコンなしで乗り切るのは非常に辛いですし、室内で熱中症になる恐れもありますので、早い段階で修理に出しましょう。修理している間に、代わりのエアコンを貸し出してくれる場合もありますのでご心配なく。本格的に動かなくなる前に、きちんとみてもらったほうが、結果的に出費も少なくて済みますよ。
その他の原因としては、エアコン使用時に換気扇を使うことが挙げられます。エアコンと換気扇を同時に使用することで、室内の暖かい空気を室外機から放出した分だけ、換気扇の吸気口から外気を取り込んでしまい、いつまでたっても室内が冷えないという状況を作り出している可能性もあるのです。
また、古い木造住宅などにおいては、建物自体の遮熱性が非常に低いことが原因となることも。窓を閉め切ってエアコンをつけていても、窓や壁から外気の熱を吸収してしまうことで、室温がなかなか下がらないことにも繋がります。
自分で出来る対策としては、大きな窓には日よけを付けることだけでも十分な効果が見込めます。
エアコンが効かないのは部屋の広さが問題の可能性も
家電量販店などでエアコンを購入される際に、購入の基準をなるのがエアコン性能とそのお値段ですよね。8畳~14畳用など、だいたいの目安を参考にする以外にも、気にしなければならないのが、建物の構造と設置したい部屋の天井の高さです。
ロフト付きの建物や吹き抜けなど、天井が高い部屋に設置する場合は、通常の同じ広さの部屋よりも室内空間が広くなりますし、高い位置にエアコンが付いている分だけ、よりパワーが必要となります。その場合は、14畳の部屋であってももう少し広い部屋用のエアコンを選ぶ必要性が出てきます。
また、同じ広さの部屋でも木造か鉄筋コンクリートかによって、エアコンの効き方にも違いが出てきますので、購入する際にはその点も考慮して、販売店で相談してみることがオススメです。
エアコンの寿命についても覚えておこう!
あるアンケートによると、各世帯においてエアコンを買い換える平均年数は約14年、このうちの半数以上がエアコン本体の故障によって買い替えているそうです。
安い買い物ではありませんから、出来ることなら修理してでも長く使いたいものですが、あまりに長く使っていると、思わぬ弊害も。
故障を修理してもらう際には、新たに部品が必要となることがあります。どの家電にも言えることですが、毎年のように新機種が発売されることにともない、メーカーごとに各部品の最低保有年数というものが決められています。メーカーによって異なりますが、保有期間はおおむね10年程度なので、その期間が過ぎると修理すること自体が困難となり、いきなり買い替えなければならない事態になる恐れもあるのです。
エアコン本体の保障期間内であるかどうかに関わらず、異常を感じたら早めに修理を依頼することで、よりエアコンの寿命を長くすることにつながります。