水泳のクロールが泳げるとかっこいいですよね。しかし、なかなか思うように進まない、一生懸命足を動かしているのに遅いなどは、もしかしたらキックの力が上手く伝わっていないのかもしれません。
クロールのキックはどう動かせばいいのでしょうか?キックのポイントとは?
キックの基本やキックが上達する練習方法を紹介します。
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水泳のクロール キックの基本はココ!
水泳のクロールのキックを上手に行なうには、姿勢が大切になります。
クロールのストリームラインと呼ばれる基本姿勢
両手を伸ばし、腕を耳の後ろにつけた状態で手を重ねます。
体がそらないように少しお腹に力を入れましょう。
これが基本姿勢になります。
この姿勢を水中で水平に維持しながら泳ぎます。
下半身が沈んでしまうと、下がった足は水の抵抗を多く受けて失速してしまいます。
また、キックの方向も大事になります。
方向性が悪いと、全然前に進まなくなってしまいます。
強く速いキックを行こなうには、足首の柔軟性も大事です。
やわらかくするストレッチを取り入れるのもおすすめです。
キックは足首や足の指のスムーズな屈伸もポイントになってくるので、泳ぐ時には足首に力を入れず、水圧に任せて曲げ伸ばしされる状態を目指しましょう。
水泳のクロールでキックがぶれないようにするには?
水泳のクロールではキック時の、呼吸とのタイミングも重要になってきます。
呼吸の後に腕が水に入るタイミングで、キックを打つと、体のねじりのパワーをキックに伝える事ができます。
体のねじりに合せてキックを打つ事ができれば、よりパワフルなキックとなるでしょう。
クロールでは息継ぎがありますので、常に体がねじれる状態になります。
このねじりのパワーを上手にキックに伝えられるように練習しましょう。
また、足は棒のようにするのではなく、しなやかなムチをイメージすると良いでしょう
足首が固いとなかなか難しいですが、足首を内側にひねることでしなりを出す事ができますので練習してみましょう。
クロールのキックをしていると、どれくらいの速さでキックをすればよいのか迷うことがあると思います。
一般的には1ストロークの間に6回のキックを打つ6ビートが基本になります。
しかし、キックは得意不得意などの個人差がありますし、一概に6ビートが良いとはいえません。
特に決まりは無い為、自分やりやすいビートが一番おすすめです。
トップ選手でも2ビートから6ビートの選手までいるくらい様々なのです。
水泳のクロールのキックが上達する練習とは?
水泳のクロールのキックの練習方法は沢山ありますが、初めは腰掛キックから練習します。
腰掛キックとは
バタ足で最も重要な体の使い方がトレーニングできる練習法です。
プールのふちに浅めに座って、足をまっすぐに伸ばして、親指同士がつくように少し内股にします。
そして、太ももから足全体を動かして左右の脚を交互に上下します。
それが出来るようになったら、ビート板を使って実際に泳ぎながらキックの練習をしましょう。
その次に練習するのは、ビート板を使わずキックをする練習です。
ここまでは一般的な練習方法だと思います。
ビート板を使わずにキックが出来るようになったら、さらなる上を目指して、サイドキックや回転キックにもチャレンジしてみましょう。
サイドキックは、水面に対して平行に浮いている姿勢を体得するために有効な練習方法です。
回転キックでは、バタ足の二つの動きを正しく行なえるようになる練習が出来ます。
バタ足は、「アップキック」と「ダウンキック」の二つの動きで成り立っています。
回転しながらバタ足を行なうことで、足を上に上げる動きと下げる動きを意識しながら練習が出来るのです。
クロールのキックでよくしてしまうのが膝を曲げてしまうこと
水泳のクロールのキックでよく言われるのが、「太ももから動かすこと」だと思います。
始めのうちはどうしも膝を曲げてキックしてしまいがちです。
しかし、膝を曲げてキックすると、キックの方向は下に向けられるので推進力も下に向かってしまいます。
水は激しく飛び散りますが、前にはあまり進みません。
キックは後ろへ蹴る事で、前への推進力が生まれます。
「キックは太ももから」を意識しすぎると、足を棒のように動かしてしまう人がいます。実はこれも少し違います。
棒のようにまっすぐだとロボットのような動きになってしまいますよね?
そうではなく、ムチのようにしなやかなキックが理想的です。
つま先が「うちわ」のようになったとして、太ももを持ってうちわを仰ぐようなイメージでキックすると良いかもしれません。
膝は曲げずに、足首の力は抜いて、しなやかなキックを目指しましょう。
クロールのキックを強化してスピードを縮めよう!
水泳のクロールでスピードアップを目指すなら、キックの強化は必須になります。
キックしてもあまり進んでないと思ったとき、一番始めに思いつくことは、「キックが弱い」ことではないでしょうか?
しかし、重要なのは強さよりもしなやかさです。
もし、キックをしているときに力が入っていると思うなら、まずは抜いてみましょう。
しなやかなキックをするためには、無駄な力は抜く必要があります。
力が入りすぎていると、疲れやすくなりますし、思うように体も動きません。
リズムも乱れると、推進力も分散してしまいます。
また、キックしている場所も重要です。
水中の深いところでキックをすると、とても前へ進むと思います。
しかし、そこでのキックは「重い」ですよね。
1回のキックの推進力はありますが、重くて速く動かすことは出来ません。
それよりも水面近くで浅く速くバタ足した方が結果的に早く進む事ができます。
キックは、とにかく試して体得する事が重要です。
良いキックを習得できるように、たくさん練習しましょう!