水泳のクロールではどのような息継ぎの仕方をすれば沈まないのでしょうか?
息継ぎをするときには、顔や腕、姿勢などさまざまなところを意識する必要があるようです。息継ぎができない、やりにくいのはこんなことが原因かもしれません。
スムーズに息継ぎをするには?クロールで呼吸をするときのコツやポイントを紹介します。
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水泳のクロールでの息継ぎの仕方は正しい姿勢から
水泳を始めると初めに習うのはクロールですよね。
キックを習い、次に手、そしてクロールの息継ぎの仕方を習うと思います。
クロールの練習で、もっともつまづきやすいのはこの息継ぎの仕方ではないでしょうか?
クロールの息継ぎの仕方にはポイントがあります。
下の2つのポイントを意識して練習してみましょう。
- 姿勢
体は水面と水平になるように意識しましょう。下半身が沈んでしまうという人は、キックの時に膝が曲がっていませんか?
足が水面からたくさん出るほど、下半身が沈んでしまいます。 - 息を吐き切ることを意識する
一所懸命泳ぐあまり、水の中で息を吐き出すことを忘れている人がたくさんいます。水の中で息を止めたままだと、水から顔を上げた時に吐くことと吸うことの両方を行なわなくてはいけません。これではバランスを崩して上手く息継ぎが行なえません。水の中では、鼻から息をしっかり長く吐きます。しっかり吐き出していたら、顔を上げた時には自然と息を吸うことが出来ます。
水泳のクロールの息継ぎの仕方のポイントは「アゴ」
クロールの息継ぎをする時に、姿勢や呼吸に気をつけてもバランスを崩してしまうなら、動きが大きすぎる事が原因です。
息をする為には、水面から口が出ていれば充分です。
ですが、バランスを崩してしまう人は顔全部を持ち上げたり、天井が見えるくらいに回転している人が多いです。
これでは要らない所に力が入ってしまって、沈んでしまいます。
クロールの息継ぎをするときには、顔全部を水から出すのではなく、口の端のラインまでを水面から出て息を吸います。
どれくらい出せばよいのかを知るために、手を使って確認してみましょう。
右側で呼吸する場合で説明します。
まず、左手の手のひらを右に向け、真っ直ぐに伸ばします。
そして、手は真っ直ぐのまま左目の端と口の左側の端に触れるようにしてみてください。手の平のラインが水面のラインになります。
クロールの息継ぎをするときには、「アゴ」を水から出すように体を回転させましょう。
そして、先ほど確認した水面のラインまで顔を出して息を吸います。
この時に片方の目が半分くらい水中に入っていても問題ありません。
上級者ほど、水面に出す部分が少なく、息継ぎの動きはコンパクトです。
どこまで顔を出せばよいのかを確認して、最小限の動きでしっかりと息継ぎできるように練習しましょう。
水泳のクロールの息継ぎの仕方で大切なのは息を吐くこと!?
クロールの息継ぎの仕方で、最も大切な事は「息を吐くこと」です。
下半身が沈まないように体勢を水平に保つことや、息継ぎの動きをコンパクトにすることはとても大事です。
そうすることでバランスを崩さず、息継ぎをする事ができるからです。
しかし、冒頭にも少し説明しましたが、息はしっかり吐いていないと、吸うことが出来ないのです。
何かに集中したり、一生懸命になると呼吸を止めてしまう傾向があります。
ですから、クロールの息継ぎがしっかりと身につくまでは、「水中で息をしっかり吐くこと」に最も意識を向けてください。
ただし、完全に吐ききってはいけません。
クロールで息継ぎする時には、顔周りの水を飛ばすために、顔を上げてすぐに「パッ」としなくてはいけません。
これに失敗すると水を飲んでしまったりします。
水中ではしっかりと息を吐き出しますが、最後の「パッ」の分だけは残しておきましょう。
その「パッ」で息を吐ききったら、特に意識しなくても自然と吸うことができます。
この「パッ」という感覚を掴む為には、練習を繰り返すしかありません。
慣れるまでは水を飲んでしまうこともあると思いますが、練習を重ねるうちに出来るようになります。
クロール息継ぎのときの腕はどうなっている?
クロールを上達したいと思うときには、腕に力が入ってしまいますよね。
しかし、力の入りすぎは良くありません。
息継ぎを上手くできない原因になってしまうからです。
水の抵抗を少なくする為、腕の力は抜いて滑らかに回転させます。
その時に、体全体も回転させて、顔を水面から出して息継ぎを行ないます。
クロールの息継ぎをするときには、頭だけを上げるのではなく、体全体を回転させるように回します。
これを体を開くと表現しますが、体ごと回転して頭は位置を替えずに体の回転についてくる感じで水面から出ます。
頭だけを上げると要らない所に力が入って、体勢が崩れてしまい、息継ぎも上手に行なえません。
体の回転のタイミングは、息継ぎをしたい方向の手が水を掻いて太ももに触れたときです。
それを合図に体ごと回転させましょう。
水泳のクロールの息継ぎはスピードがないと難しい!
クロールの息継ぎを上手に行う為には姿勢が大切です。
この姿勢を維持する為には、ある程度のスピードも大切になります。
クロールでは手で水を掻くことで推進力を得るので、腕の動きも大切になってきます。
体を回転させて顔を水面から出して息継ぎを行ないますが、これは体が進んでいる時の方が安定します。
体が進むのは掻き終わった後ですから、水の抵抗を感じるようにしっかりと水を掻き、掻き終えて太ももに触れたタイミングで体を回転させます。
顔が水面から出たところで息を吸いましょう。
この水を掻き終わったタイミングは最も体が伸びている状態なので、息継ぎもしやすい姿勢になっているはずです。
息継ぎの時に手が下がってしまう時には、腕を前に戻す動作にも注意してみましょう。
脇を伸ばしながら腕を前に戻すイメージで行ってみましょう。