ゴミを散らかしたり、ときには襲ってきたりとやっかいものと言われることが多いカラスは捕獲してもいいのでしょうか?
悪さをするカラスでも法律によって守られています。捕獲するにはきちんとして手続きが必要となります。からすの巣や雛を見つけたときの対処方法とは?
カラスの捕獲できる期間や、鳥獣保護管理法という法律について紹介します。
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カラスの捕獲をしてはいけません!法律で決まっています!
カラスを含む全ての野生鳥獣は、鳥獣保護管理法によって捕獲や処分を禁じられています。
いくらカラスが迷惑行為をするからといっても、許可なく捕獲や駆除することは法律に違反することになります。
一方でカラスの巣・卵・ヒナなどが農作物に被害を与えたり、生育を阻害する影響があるといった場合、追い払ったり防護網などを使っても被害が続く場合には、「有害鳥獣捕獲の許可」を受けることで捕獲が可能になります。
どうしても、という場合には各自治体の担当窓口に相談してみましょう。
勝手にカラスを捕獲や駆除はできませんので、まずは可能な範囲でのカラス除け対策を試して見ましょう。
カラスによる被害で多いのは、ごみ収集所などが荒らされて不衛生な状態になったり、見た目に不快な状態になること。
カラスは賢く、ゴミの中に食料があるこをを知り、その中から選り好みをしてあさるためゴミがめちゃくちゃに荒らされてしまうのです。
ゴミ出しは収集時間の直前にすることや、ゴミの収集スペースをカラス除けのネットで覆うなども有効です。
カラスは、一度食料があるとわかると仲間を引き連れて何度もやって来ます。早めに「ここでは食料を得られない」と思わせることが必要です。
カラスの捕獲できる期間とは?法律でこのように決められています!
日本に生息する一般的なカラスである、ハシブトガラスとハシボソガラスは鳥獣保護管理法の中で狩猟鳥獣に指定されています。
つまり、狩猟期間と狩猟方法、そして禁止区域で狩猟しないということを守れば許可なく捕獲が可能ということになります。
捕獲後は報告義務もなければ、食用にしようと飼育しようと自由。狩猟期間は北海道以外では11月15日~翌2月15日までと決められています。
落葉で山林の中の見通しが良くなり、野生動物が子育てを始める春までの期間です。注意が必要なのは、都道府県知事権限で禁止区域・禁止期間の定めがあるので事前に確認しましょう。
狩猟期間外での捕獲は許可が必要で、許可されるかどうかは各都道府県によって判断はことなります。
また、狩猟期間以外で飼育することを目的に捕獲することは認められません。
カラスを捕獲できるかは法律で決まっていて手続きが必要!
野生の鳥獣を捕獲するためには、法律に基づいた許可申請や狩猟免許の保持が必要になります。
動物の捕獲に関する法律
- 鳥獣保護管理法…鳥獣の保護、管理、狩猟を適正に行うための法律
日本に生息する全ての鳥類・哺乳類に適用されます。
- 外来静物法…特定外来生物が生態系に被害を与えることを防止する法律
アライグマやヌートリアといった、もともと日本には生息していなかった生物で、海外から入ってきた後に在来種に影響を与えることを防ぐための法律です。
鳥獣保護管理法では、動物の捕獲に関して「許可捕獲」と「狩猟捕獲」を認めています。
農作物や生活上の被害を与える動物に対して許可を申請し認められた場合に認められる「許可捕獲」。狩猟免許保持者が定められた期間内で行う「狩猟捕獲」です。
たとえ迷惑だからといっても、一般の人が勝手に捕獲や処分することは法律違反になってしまいます。
カラスの巣を撤去したいときにはどうしたらいいの?
カラスの巣を見つけた場合、撤去しても良いかどうかは「巣の中に卵やヒナがいるかどうか」です。
卵やヒナがいる場合には、勝手に撤去すると鳥獣保護管理法に違反します。ただし、自治体許可を得ていれば撤去することは可能です。
また、カラスの巣があることが原因で農作物に被害があったり、生活上の被害が認められるケースでも許可を取って巣の撤去をすることが可能になります。
カラスは大きな樹や電信柱の上など、人間が簡単に手を出せない高い場所や、枝葉の生い茂った外的からの防御がしやすい場所を選んで巣を作ります。
小枝や木片を起用に組み合わせて外側を、動物の毛や羽毛、ワラを使い内部を仕上げます。
その大きさは直径50~80cm、厚みは10cmほど。庭や家の近くに背の高い樹があるとカラスが巣を作ってしまう場合があります。卵を産み付けたりヒナが孵るまえに巣を撤去しなければ、安易に撤去できなくなってしまいます。
庭木がある家庭では、必要な手入れをして勝手にカラスが巣を作らないように注意しましょう。
カラスの雛は拾わないでください!
もし、地面にカラスのヒナが落ちていたら、おそらく近くの木などに巣がある可能性が高いでしょう。ある程度、羽根が生え揃ったヒナであれば飛ぶ練習のさなかに地面に落下したかもしれません。
近くに親のカラスがいなくても安易に拾ったりしないでください。親カラスが戻って来たときに威嚇や攻撃をされてしまう恐れがあります。
カラスに限らず、野生の鳥のヒナが地面に落ちていたり親からはぐれているのを発見しても、すぐには拾ったりせずに少し離れた場所からようすを見ましょう。
うっかり拾ってしまった場合には、すぐに元の場所に戻してください。早めに親鳥が気づけば、雛は助かる可能性が高くなります。
しばらく観察していても、親カラスが戻ってこないときは、狩猟可能期間中ならハシブトカラスやハシボソカラスは銃器を使わず捕獲することができます。(虫取り網を使用する、手づかみで捕獲する…など)
それ以外では、自治体の鳥獣保護に関する担当部署に問い合わせてみると良いでしょう。