運動やダイエット目的で水泳を始める方も多いでしょう。
有酸素運動をする場合は最低でも30分以上必要とされていますので、できるだけ長い距離を泳ぎたいところです。
水泳で長距離を泳ぐためにはどんな点に気をつけるといいのでしょうか。
クロール、平泳ぎそれぞれの泳ぎ方のコツや練習のポイントをまとめました。泳ぎ方をマスターして、長距離を泳げるようになりましょう。
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水泳で長距離を泳ぐために必要な泳ぎ方のコツ
水泳を始める理由は人それぞれですが、大人になってから始めたなら、ダイエット目的の方も多いのではないでしょうか?
ダイエットを目的としている場合には、できるだけ長く泳いでいたいですよね。
泳ぎ方は得意な泳法で良いと思いますが、共通して言えることは、「力みすぎない」ということです。
「力む」ということは、余計な力が入っている状態です。
そうなると、疲れやすくなってしまって、長距離を泳ぐのは難しくなります。
出来るだけリラックスして、余計な力はいれずに泳ぐ事が、長距離を泳ぐポイントになるでしょう。
また、ストリームラインと呼ばれる、泳いでいる時の姿勢も大事です。
ストリームラインとは、両腕は耳の後ろにつけるようにして、両手を重ねて、手の指先から足先までをまっすぐ伸ばした姿勢です。
水の抵抗を出来るだけ減らした流線型をイメージした姿勢なのです。
この正しいストリームラインを習得すると、水の抵抗が減るので少ない力で進むことが出来ます。
水泳のクロールで長距離向きの泳ぎ方
水泳のクロールで長距離を泳ぐときのポイントは「呼吸」です。
呼吸が上手に出来なくては、すぐに苦しくなってしまいます。
また、水を飲み込んでしまうこともあるでしょう。
呼吸を上手に行なうには、「吐く」ことに意識を向けます。
泳いでいる間、息を止めてしまっていませんか?
息はしっかり吐ききる事がポイントです。
息を吸うことは、意識せずともできるものです。
息を吐ききらずに無理に吸うのは苦しいですし、そういうときに水を飲み込む可能性が高いです。
意識しなくても自然と息を吐きいれるようになれば、泳げる距離も伸びてくることでしょう。
クロールでは同じ方向で呼吸することが多いです。
片腕だけ疲れてきませんか?
そんな時は手3回に1回呼吸するようにして見ましょう。
両サイドで呼吸するのです。
長距離泳ぐことを考えると、左右バランスよく呼吸を行なった方が、片腕だけ早く疲れるのを防ぐ事が出来ます。
水泳長距離の泳ぎ方、平泳ぎでは?
水泳の平泳ぎで長距離泳ぐコツは、「ペース」です。
水泳の泳ぎ方の中で、平泳ぎは最も疲れにくいと言われています。
スピードを競うには向かない泳ぎ方ですが、長距離を泳ぐには、4泳法の中では最も適している泳ぎ方と言えるでしょう。
平泳ぎで長距離泳ぐコツは、ペースを乱さずキープし続けることです。
長距離ランナーに似ているかも知れませんね。
また、呼吸も重要になってきます。
長距離なので、酸素はしっかり取り込む必要があります。
だからと言って、顔を上げたままでは疲れてきてしまいますよね。
足も下がってきてしまいます。
その為、顔を水中に入れて、息継ぎする方法で泳ぐようにしましょう。
水中の中ではしっかり息を吐ききるようにします。
そうすると、顔を上げたときには自然に呼吸ができます。
もし、息継ぎが上手に出来ず苦しくなるようなら、しっかりと酸素を取り込むために、しばらく顔を上げたままにするのも、一つの方法だと思います。
長距離に向いている泳ぎ方は平泳ぎ!速く泳ぐには?
長距離に向いている泳ぎ方は、もっとも疲れない平泳ぎだとお話ししました。
しかし、平泳ぎはスピードはあまり出ない泳ぎ方です。
実際、トライアスロンの遠泳ではタイムを競うので、長距離ですがクロールで泳いでいますよね。
平泳ぎでスピードを上げたいと思うなら、キックの方法を変えてみるのもよいかもしれません。
平泳ぎにはウェッジキックと呼ばれる、皆さんが一般的に習うキックと、もうひとつウィップキックという方法があります。
ウェッジキックは水平に大きく足を開いて、水を挟み込むようにしますよね。
それに対して、ウィップキックは足を引くときにあまり開かず内側に向けて、かかとを外側に開くキックです。
水の抵抗がウェッジキックよりも少なく、コンパクトなキックになります。
その為、競泳向きのキックと言えるでしょう。
ウェッジキックをきちんとマスターしていないと、ウィップキックへ移行したとき、水を挟み込む感覚が上手くつかめずかえって泳げなくなりますので、注意しましょう。
水泳で長距離を泳ぐ際に気をつけたいポイント
水泳で長距離を泳ぐには、とにかく余計な力を加えないことです。
クロールの時に、水をたくさん掴みたいと思って自分の身体の中心線より手が超えてしまっている場合は、オーバーローリングになっています。
また、足の上げすぎにも気をつけましょう。
パワフルにキックをすると、とても進んでいるように感じますよね。
しかし、長距離では力のロスが大きいので絶対に行なってはいけません。
水面に出るのはつま先だけというようなキックが最も適しています。
先ほどもご紹介しましたが、呼吸にも気をつけましょう。
1500mくらいなら片側だけの呼吸でも大丈夫かもしれません。
しかし、距離が長くなればなるほど、左右バランスの取れた呼吸が重要になってきます。片側だけの呼吸では、身体のバランスも崩しやすくなるためです。