フィギュア選手として結果を残した後、引退を発表しプロに転向する選手をニュースで見ますが、これは選手として成功を収めた選ばれた人達だけです。
プロになればアイスショーへの出演だけでなく、テレビの解説といった依頼も舞い込みます。プロになれば大会には出られませんが、そういった活躍の場はあるわけです。
ただ調べれば調べるほど、フィギュアスケートの世界は色々な面で大変だということがわかりました。
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フィギュア選手を引退後プロに転向した場合、どんな仕事をするの?
日本でも、有名なプロスケーターと呼ばれる人たちがいますよね。
よくテレビなどで見かけますが、優雅な滑りで観客を魅了する姿はさすがです。
フィギュアスケーターで、オリンピックや世界大会に出場する選手は、プロではなくアマチュアです。
競技大会では、4回転ジャンプなど難易度の高い技を入れることで得点をかせぐ必要があるため、どうしても技術を重視したスケートになりますが、プロのスケーターは自分の持つ技術を自由に織り交ぜながら、観客を楽しませるための魅せるスケートができるというところに大きな違いがあります。
初めからプロスケーターという職業に就く人もいますが、最近では競技大会で活躍した選手が引退してプロスケーターへ転向するというケースが多いようです。
プロスケーターになると、アイスショーというスケートで魅せるショーに出演したり、有名になれば国内のみならず、海外でも活躍の場を広げることができ、世界中に夢と感動を与えることができる職業と言えるでしょう。
プロスケーターとして有名な人の中には、アイスショー以外にもタレント活動をしたり、スケート教室で教えたり、各種イベントに呼ばれたり、といった幅広い活動をしている人もいます。
引退後プロに転向するフィギュア選手もいれば、振り付け師になる選手もいる
どのプロスポーツにも言えることですが、プロ選手として1つの競技を長年やってきた場合、引退後は自分が長年携わってきたそのスポーツに関わる職に就く人も多いですが、フィギュアスケートのように、多くの選手が活躍するような人気スポーツで、自分が希望するスケートに関わる職業に就けるかどうかは、現役時代に大きな活躍をして名が知られたごく一部の選手がようやくなれる、とても狭き門であるということが言えるでしょう。
フィギュアスケーターの場合は、現役を引退した後はプロスケートに転向する人や、コーチ、あるいは振付師などに転向することが多いようです。
日本よりもスケート人口が多く、人気の高い北米では、選手の多くは引退後はコーチに転向する人が圧倒的多数を占めます。
北米では、リンクの数自体も多いため、フィギュアスケーターにとっては引退後も活躍できる場が多いということは言えるかもしれません。
フィギュアスケーターは、演技中の振付も表現力には欠かせない要素ですが、現役時代に表現力が研ぎ澄まされたような選手は、引退後に振付師に転向し、現在も活躍している人もいます。
引退してフィギュアのプロになったらなぜ大会に出られないの?
フィギュアスケート界では、テレビなどで私たちがよく目にする大会に出場する選手は、プロではなくアマチュアと呼ばれます。
以前までは、某スケート連盟が主催するフィギュアスケートの大会は、良い成績を収めても賞金はなく、アマチュアの選手がアイスショーに出場することも禁止されていました。
このことから、海外のアマチュア選手の多くは、大会でタイトルを獲得した後はすぐにプロに転向することが増え、これに歯止めをかけるため大きい大会では賞金を設定したり、アイスショーに出場することも容認するという変更をしました。
また、アマチュア選手でもスポンサーがついたり、テレビやCMに出演することも可能になるなど、現在ではプロとアマチュアの境目があいまいになっているとも言えます。
しかし、アマチュアからプロとして活動するには、選手自身が引退届けを出し、選手登録を消さなくてはいけないという制限があります。
これにより、フィギュアスケートの大きな世界大会やオリンピックに出場する権利も同時に失われるということになります。
選手引退後プロに転向するのは一握りという厳しい世界!
テレビなどでよく見るのは、オリンピックやスケートの世界大会で活躍した選手がプロに転向し、アイスショーで活躍したり、タレントとして活動する姿です。
このような元選手を見ると、フィギュアスケートは引退しても活躍できるからいいなと思いがちですが、実際、フィギュアスケーターがプロに転向して活躍するのは、選ばれたほんの一部の人たちであるということを忘れてはいけません。
フィギュアスケートは、リンクの使用代や衣装代、スケート代など、競技を続けるにはお金がかなりかかるスポーツということもあり、現役時代、名の知れた大会でタイトルを獲得するなど活躍した一部の選手に与えられる狭きプロの門といっても過言ではありません。
多くのスケート選手は、引退後は一般企業に就職したり、自営業をする人がほとんどのようです。
残念ながら、特殊なスポーツであるフィギュアスケートの経験を活かせる仕事は日本の一般社会においては非常に少ないということが言えます。
フィギュア選手が引退するまでにかかった費用に驚愕!?フィギュアスケートはスポーツの中でも費用がかかる!
自分の子どもが将来アスリートになって活躍してくれたら、親としては嬉しいことこのうえないでしょう。
しかし、何もしてこなかった子どもがある日急に才能が開花するということはなく、現在活躍している様々なスポーツ選手は、子ども時代からコツコツを練習を積み重ねて頑張ってきていることが圧倒的に多いでしょう。
特殊なスポーツ競技でもあるフィギュアスケートは、練習場所にリンクを使ったり、レッスン代、月謝など合わせて、ひと月あたり20万円以上もかかることが一般的です。
スケート靴も非常に高価で、毎日練習するとして年間2~3足は必要と考えられます。
それに衣装代なども合わせて、年間では300万以上もかかるといわれるフィギュアスケートは、世界一お金がかかるスポーツとも言われています。
フィギュアスケーターが活躍する裏では、金銭的負担に苦悩する親の姿が見えてきます。