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居酒屋のお通しは拒否できる?お通しの役割と断ることについて

居酒屋に行くと、お酒を注文した時に一緒にお通しが出されることがほとんどです。このお通し、自分が頼んでいないのにお金をとられてしまうということで、ちょっとした物議になったこともあります。

居酒屋で頼んでもいないのにお通しが出てきた時は、拒否することができるのでしょうか?お金を払う義務はあるの?

そこで今回は、居酒屋のお通しについてのお話をご紹介します。

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居酒屋のお通しは拒否できる?

居酒屋で当たり前のように出てくるお通しは、拒否できるのでしょうか?

お通しをサービスとして無料で提供してくれるのなら、断る理由もありませんが、店が勝手に出しておいて、勝手に料金を上乗せされていたら、なんだか釈然としませんし、断りたくなりますよね。

ただ、お通しにお金を取る場合の店側の言い分としては、材料費だけではなく、「席料」として、料金を上乗せしているのです。

ただ、座っているだけでお金を取られるのもまたなんだか納得できない話ですが、食べてしまった場合は、お金を支払わなくてはいけません。

どうしても払いたくない場合は、入店した時や、お通しを出された段階で「お通しは無料ですか?」とハッキリ聞くと良いでしょう。

ただ、そのお店ごとのルールはありますし、一緒に食事をする人によっては、そういったことを聞くこと自体に不快感を感じる人もいます。

ましてや、会社の取引先など、大事なお客様の前でそういったことを気にするのは、あまりスマートとはいえません。

居酒屋のお通しを拒否したい時は食べる前に確認を!

できるだけ、飲み代を節約したいなら、余分なお通し代は払いたくありませんよね。

でも、お店によっては、入店時の説明や、メニューの中の記載で、「お通しは必ず付いてくる」などの記載があった場合は、お通しを拒否できません。

お店独自のルールとはいえ、そのまま入店して注文する以上は、そのルールを客が承諾したものと見なされます。

では、事前の説明も無く、メニューの中の記載にも無ければ、食べても無料になるのでしょうか?

答えは、「NO」です。

お店が勝手に出してきたとしても、それは言うなれば「いかがですか?」とおすすめしているだけなのです。

それを客が食べれば「食べたのでお金を払います」という無言の契約が成立したも同然なのです。

ですので、どうしても払いたくない時は、お通しを出された時点で無料かどうかを確認し、有料であれば、受け取りを拒否してください。

くれぐれも、受け取っておきながら、帰りに「箸は付けてないから料金は払わない」なんてゴネないようにしてください。

居酒屋のお通しを拒否したい時は食べる前に確認をするのが、最善の方法です。

拒否してもいい?居酒屋のお通しとは何?

「そもそも居酒屋のお通しとは何?」

お通しは、客が席に着いてから、注文する料理が来るまでのつなぎとして出される、簡単な料理のことです。

「お客さんが席に通りましたよ」「注文が調理場へ通りましたよ」ということの合図のひとつとして「お通し」と言われるようになったという説が有力です。

ちなみに関西などでは、「突き出し」と呼ばれることが一般的です。

料理屋さんでよく注文される揚げ物や焼き物は、提供まで時間がかかるため、おもてなしとして、お通しが出されるようになったそうです。

確かに、だまってお酒をチビチビ飲んでいるよりは、お通しのような軽いおつまみがあると嬉しいですよね。

それに、ただ何も無く席料を取られるよりは、ちょっとした一品料理でも出してもらえれば、快くお金も払う気になれるというものです。

お通し代を払うのが嫌なら拒否してもかまいませんし、それを気にしないお店もあります。
何事も確認が大切です。

居酒屋のお通しは昭和に入ってからの習慣

居酒屋のお通しは、昭和に入ってからの習慣だってご存知でしたか?

「なんだか時代劇のシーンの中で、お通しを出してたような気がするんですけど」

それは、もしかしたらあなたの記憶違いか、その作品の時代考証のミスかも知れません。
というのも、江戸時代などの文献には、その記載は無いため、昭和に入ってからの習慣と見て、間違いないでしょう。

いつからお通し文化ができたのかは定かではありませんが、80年代になり、居酒屋ブームと共に根付いたと推測されます。

この頃は居酒屋チェーンが軒を連ね、価格競争も激化しました。

そのため、値段を安くするのに伴い客単価も下がり、お店の売り上げにも影響しました。
そこで、お通しを出すことによって、少しでもお店の売り上げを上げる作戦が立てられることになったのです。

こういうものだと、納得してもらえれば問題ないのですが、なかには高額なお通し料を請求されトラブルになったケースもあったようです。

今では、有料のお通しは断ることもできますし、むしろ無料というお店も出てきています。

ただ、今でも高級なお店ではテーブルチャージ料を取られるのは当たり前となっていますし、断るのも難しいでしょう。

居酒屋によっては値段に見合わないお通しを出すこともある

お通しは、「先付」や「突き出し」とも呼ばれ、最初に出て来る小鉢などに入った少量の料理のことです。

注文した料理が来るまでの前菜ともいえます。

「お通しの味でお店のレベルがわかる」なんていう、通の方もいますから、お店によっては、お通しでどのように個性を出すか、苦労しているところもあるかも知れませんね。

季節感を大事にするところもあれば、長年の経験から編み出した味を見せてくれるところもあるでしょう。

ですので、有料とはいえ、その値段以上に満足させてくれるところもありますので、すぐに拒否してしまうというのも、もったいない話です。

ただ、居酒屋によっては値段に見合わないお通しを出すこともあります。

みなさんも経験があるとおもいますが、「え?これでこの値段?」なんていう手抜きともいえるお通しが出てくるところもあります。

その分、サービスや料理が良ければいいのですが、そう上手くもいかない残念なお店があるのも事実です。